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大浦紫山



おおうら しざん

手描き更紗で繊細な模様を江戸の粋さも組み入れながら、現代に沿った新しい感覚の作品。最後には、糊糸目を本金で描き、格調が感じられる。





略歴


三代目大浦紫山は、2代目紫山の長男として昭和六年、生を受けた。
父の厳しい指導の下、江戸更紗の道を追求すること30年余、その実力は先代を凌ぐものがある。江戸更紗の家として数十年の風雪に磨かれた大浦家が生み出し た芸術品が、三代目その人である。時代感覚を正確に先取りする色彩感は、特に得手とする所で、優雅な品性豊かな作品は、見る人を魅了させずにはおかないで あろう。
ともかく、単なる伝統の北墨守に走りがちな世界にありながら、各代それぞれがきもの創作に自己の主張を見事に開花させた珍しい例である。
















江戸更紗帯
「柿渋地・小花つなぎ」

染料   ・・・柿渋
初めの段階で、生地を柿渋に染めてから、染色する。繊細な更紗で、上品で落ち着いた雰囲気でまとめられている。


















江戸更紗帯
「紬地・鉄紺地・色唐花」

のびやかな唐花を丁寧に描き、モダンな現代感覚の配色で仕上げている。









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