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こいしば
らまさお (京都府無形民俗文化財)
平成10年に奈良で、個展をされていて、そこへ伺ったのがきっかけである。丹後地方で、昔から脈々と受け継がれて来た藤布の制作を熱い想いをもって、次の
世代へと受け継いで行く為に、尽力されている。昔は、経緯共に、藤糸を用いたもので、布として、とても強度がある為、上着、魚取り用の網や、袋などや実用
的なものに使われていた。現在は、帯地の制作が中心で、経糸を生絹、緯糸に藤糸の手績み糸を用いて、組織織を併用し、草木染をしたりと、多彩な物づくりに
挑戦されている。
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略歴
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1948年 京都府京丹後市に生まれる
1967年 網野高校卒業後、家業の織物業に従事
1981年 84年まで、光野ため氏より藤織りを学ぶ
1985年 京都府丹後資料館・主催 第一回丹後藤織り講習会受講
1986年 丹後の藤織り技術の伝承活動を始める
1989年 丹後藤織り保存会が発足し、副会長に就任 (2010年まで)
1998年 奈良市旧世尊院にて、二人展「丹後の藤織りと植物染織展」を開催
1991年 「丹後の藤織り」として、京都府無形民俗文化財に指定される
1999年 京都府織物指導所公募展にて、優秀企画入選
2000年 第20回・海の祭典「藤布あかり」 天皇両陛下お買い上げ
2001年 「京都府伝統工芸品」に指定される -「丹後藤織」
2006年 ミラノにて、LL事業テキスタイル商談会出展
ブリュッセル・パリにてジャパンブランド丹後テキスタイル展に出展
ベルギー王立美術館で展示 (帯地・ドレス4点)
民族衣装文化普及協会より、「きもの文化賞」受賞
2007年 NHK「新日本紀行ふたたび」に出演
パリにて、ジャパンブランド丹後テキスタイル展に出展(以後、毎年出展)
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藤布八寸
「もじり織・生成無地」
経糸を生
絹、緯糸に藤糸の手績み糸を用いて、「もじり織」にし、糸の動きで、単衣・夏用として、制作。透ける織り方なので、藤糸は、細いものを用いている。
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