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佐野美幸

さのみゆき
(日本工芸会正会員)

志村ふくみ氏に紬織と草木染を、北村武資氏に組織織を師事。現在は、縞のデザインでの表現を追求されている。縞を構成する折に、濃淡の沢山の色を様々な太さで動きのある作品に仕上げている。また、紬織と薄物を表現したいイメージで使い分けをされている。

略歴
	1953年　　　高知県に生まれる。 1982年　　　京都インターナショナル美術専門学校卒業　　　　　　志村ふくみ氏に師事 1987年　　　渡仏、パリ・ソルボンヌ大学に留学 1988年　　　南フランス、パリ、ヴェルサイユにて、個展 1991年　　　日本伝統工芸近畿展　松下幸之助賞・受賞 1996年　　　北村武資による「羅」伝承養成研究会 1997年　　　日本伝統工芸近畿展　京都府教育委員会教育長賞・受賞　　　　　　銀座・和光にて「志村ふくみと水縹の会」出品 2001年　　　銀座・和光にて「うすはたの会」出品 2003年　　　日本伝統工芸展・文部科学大臣賞・受賞 2005年　　　イギリス・ロンドンにて、「うすはたの会」出品　　　　　　　京都市在住　　　　　　　日本伝統工芸会正会員

生絹着尺
「春の雨」

染料藍･楊梅･梔子･桜

生絹を用いた単衣から盛夏にかけての作品。藍の濃淡を中心に、茶・淡黄などで繊細に構成された縞は、柔らかな恵の雨をイメージされて制作。

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