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多和田 淑子
たわだよ しこ
(沖縄県指定無形文化財保持者)
経緯共に、出来るだけ拠りを掛けていない糸を用いて、ゆとりのある柔らかな感覚の地風での作品を制作。様々な糸での特徴を生かした創作をされている。沖縄 芸大の教授をされていたが、現在は、ゆったりとした時間の中で創作活動をされている。
首里の絣を後世に伝えたいと、シャープな感覚で作品の表現に取り入れられている。
略歴
昭和19年 石垣市に生まれる
昭和43年 成城大学・文芸部・文芸学科卒業
昭和43年 大城志津子織物研究所に入所
昭和45年 たわた工房設立
昭和47年 沖縄県立内職補導所・織布科指導員
昭和52年 琉球大学・教育学部・非常勤講師
昭和52年 日本民芸館賞・受賞
昭和52年 第29回・沖展・沖展賞・受賞
昭和53年 日本クラフトコンペ「京都大会賞(清水建設賞)」受賞
昭和56年 第53回・国展・新人賞・受賞
昭和60年 第35回・沖展準会員賞・受賞
昭和60年 沖展会員 審査員
平成63年 沖縄県技術アドバイザー(染織)
平成01年 沖縄県立芸術大学・非常勤講師
平成01年 沖縄県工芸指導所・非常勤講師
平成03年 沖縄県指定無形文化財「本場首里の織物」技能保持者認定
平成05年 第67回・国展・会友優作賞・受賞
平成05年 国展(国画会)会員 鑑査委員
平成09年 沖縄タイムス芸術選奨「大賞」受賞
平成14年 沖縄県立芸術大学・教授採用
首里ヤシラミ九寸・絹×手紡木綿
「茶地・緑絣入縞4本」
染料 テカチ・福木
緯糸には、北川弘繒に紡いで頂いた手紡ぎ木綿糸を使用。大小のヤシラミに経絣縞を配し、糸の面白さを品格のある作品に仕上げている。
首里花倉織
「薄黄地・絣市松」
染料 福木
張りのある絹糸を用い、経絣を用いて、平織、絽織、花織部分での織色を動きのある構成で表現。縞の中に、銀糸を用いて涼やかな感覚を出している。
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