みやぎ さとこ
宮城氏は琉球紅型を藤村玲子氏の下で学ばれた。
伝統的な古典柄に留まらず、創作柄も意欲的に制作されている。
伺う時には、次に制作して頂く作品の打ち合わせをするのであるが、新しい事を投げかけると目を輝かせて話を聞いて頂き制作して頂ける。
配色・デザインのアレンジなど色々な面で新しい事に挑戦して頂けて嬉しく思っている。
略歴
1947年 8月28日に生まれる
1966年 沖縄県立首里高等学校 染織科卒
大城 貞成紅型工房
1968年 藤村 玲子紅型工房(1972年まで)
1977年 宮城紅型工房設立
1983年 第5回沖縄県工芸公募展 最優秀賞を受賞
1984年 沖展 奨励賞を受賞
1985年 沖展 〃
1986年 沖展 〃
1987年 沖展 〃
沖展準会員推挙
1990年 西部工芸展に入選
1991年 沖展準会員賞を受賞
西部工芸展に入選
1994年 沖展 準会員賞を受賞
沖展会員推挙
1996年 西部工芸展 沖縄タイムス賞を受賞

九寸・座繰織地
「グレー地・月桃文(全通)」
染料:顔料
様々な色を使用する紅型の中で、このデザインはモノトーンでと沖縄に自生する月桃を大胆にデザインして頂いた創作柄。
改まった場所にも締めて頂ける様にと全通にして頂いている。

九寸・結城紬地
「黒地 7:3アダン文」
染料:顔料
このデザインは全体にアダンの柄が配されていたが、片方を無地にしてモダンにアレンジして頂いた。